大腸がん検査キットとは、主に便潜血検査(便中に血液(ヘモグロビン)がいるか)を指し、郵送型や病院、検診などで行う検査です。
郵送型大腸がん検査キットは、簡単さや来院が不要などのメリットから使用されていますが、
その精度について記述します。
郵送型大腸がん検査キットと病院の精度の違い
結論から言うと、精度に差はほとんど見られません。
それは、郵送型でも、病院でも同じ採取容器と同じ機械を使用しているからです。
しかし、郵送型の場合、採取から検査までに輸送の時間があるため、せっかく採取した検体の安定性が
保たれない可能性が発生します。ヘモグロビンは、特に温度に影響を受けやすく、温度の高い状態が続くと
検査結果に影響を及ぼす可能性があります。
私たちは、精度を保つため、検体の返送には普通郵便を使用しません。
外気温の影響を減らすため、光を通しにくく、土日も配達されるレターパックを使用しています。
1日法と2日法の精度の違い
便潜血検査には、1日法や2日法がありますが、2日法の方が精度が高くなります。
がんによる出血は、毎回便に付着するとは限らないからです。
それぞれ、大腸がんを指摘できる可能性は、
・1日法:56%
・2日法:80%以上
と言われています。
このような差があるため、2日法が推奨されています。私たちも2日法をおすすめします。
定期的な検査で大腸がんを予防しましょう!